入学したのは第三希望の私立中学

❀アンラッキーはラッキーだった❀

息子の中学受験は、

第一希望・第二希望の中学には合格できず、

悔し涙を流す結果になったけれど、

~ 良かった。 ~

【 鶏口牛後 】

意味・大きな集団や組織の末端にいるよりも、

小さくてもよいから長となって

重んじられる方がよい。

goo辞典より:https://dictionary.goo.ne.jp/word/鶏口牛後/

希望の中学にギリギリで合格するよりも、

合格を頂いた第三希望に入学したことは

息子の性格を考えると

アンラッキー転じてラッキーになった。

息子は特別枠の上位クラスの生徒として

合格した私立中学に入学した。

成績最上位のクラスというブランドは、

彼の自尊心を大いに刺激し、

自信や自分への価値を高めることになった。

早生れで体も小さく、

三歳から習い始めた柔道も

四歳から習い始めた空手も

試合に出ればお約束の一回戦敗退、

自分より遅く習い始めた子供たち

自分より年下の子供たちに

どんどん追い抜かれ負かされた。

また、相手を倒す戦いがどうしても出来ない。

幼い頃からボーッとしていて、

幼稚園ではいじめを受けた。

息子は、いつもどこか自信がない子だった。

~ 弱くて情けなくて出来ない子 ~

そんな風に息子は自分を捉えているようだった。

どんなに親が持ち上げようとしても、

現実は確かにそうだったから。

そんな小学生までの息子だったけれど、

合格を受けた中学に入学してからは

みるみるうちに瞳に力が出てきた。

みるみるうちに表情が明るいものとなった。

最上位の特別クラスは、

クラス名を告げるだけで周囲の目が変わる。

自分はなにもしなくても一目置かれる。

学校での立場も明らかに違う。

もし、中学受験で第一希望・第二希望と縁がなくて

気落ちしてしまっても

なにも心配することはありません。

性格にもよるだろうけれど、

体が小さかったり

気が弱かったりする子供の場合は、

鶏口牛後でいった方が良かったりする。

自分への価値が上がり自信を持つ

自尊心という力を得る。

これは後々、

先に進むべく戦う時に

重要な力になる。

成績はたまに良かったり

ドスンと下がったり、

最上位クラスの上位ではなかったけれど、

たいして勉強もしなかったけれど、

高校1年まで続く特別枠の

そのクラスから外れることはなかった。

成績はとりあえず

だけれど、

絶えず息子に欠けていた

自分の自信と自尊心と価値を

しっかりと携えて

息子は高校二年に進級した。

中学入学時は148cmだった身長も
高校一年終了時には170cm弱まで伸び

成績の方も高校二年になる前に

土壇場で力(が、あったのか?)を発揮し、

また最上位のクラスという位置で。

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