なにもかもが遅くフワフワしていた

(この辺から文章は、変わっていきます)

息子は小学校に入学しても、

言葉はまだ、まともに喋れなかった。

地面から30cmくらい足が浮いているような、

いつだって

意識がふわふわしているように見えた。

小学1年生のある日、

PTAの仕事のついでに息子を探していたら、

息子は校庭の隅にポツンと、

土の壁を見ていた。

何しているの?と声をかけると、

「化石を探していた・・・」

ずっと?

「うん、ずっと」

ひとりで?

「ひとりで」

校庭に目を向けると、

元気いっぱいの小学生たちが動き回っている。

視線を180度回転させると、

土の壁を見ている息子。

自分の世界にいる事に抵抗ない息子。

また別の日、

学校まで息子を迎えに行ったのに、

いつまでたっても出てこない。

校門からでてきた息子と同じ組の子を捉まえて

息子を知らない?と聞いたら、

「机に座って、ボ~~ッ☁としていた」

という返事がきた。

迎えに行くという連絡は、

(´・ω・`) していたが、毎度。

ひらがなカタカナは理解できても、

算数の理解力はどうなっているのか、

リンゴ2個+リンゴ1個=3個

は答えられる。

丸いものをリンゴに例えて教える。

理解できる。

それなのに、

リンゴ1個+リンゴ2個

が、

(;一_一) 何故わからないの?

- 浦島太郎は竜宮城へ行って

ごちそうを食べました -

Q 浦島太郎は何を食べましたか?

息子 A 「おにく」

- ごちそうを食べました -

と、(´;ω;`)書いてあるじゃないか。

- 浦島太郎はたまてばこをあけました -

Q 浦島太郎はなにをあけましたか?

息子A 「まほう」

- たまてばこをあけました -

と、( ;∀;)✰書いてあるじゃないか。

後日、この話を私から聞いた友人が

自分の息子さんに試してみた。

「ごめぇーん、うちの子

直ぐに答えられたわ」

という言葉を、

2.3日後に頂きました。

こんな小学低学年の息子でも、

6年生になる頃には中学受験に挑むとは、

想像もしていなかった。

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