自分の心に引っかかる何かには意味がある
もし、Yゼミナールが家の近くにあったら、息子は今通っている駿台予備校ではなく、Yゼミナールに通っていた可能性が高い。
3月末のある日「授業料から25万円減額します」という手紙がYゼミナールから来た。
(息子曰く、Yゼミナールの模試を1度受けた事があるから、そこからの情報ではないか、と)
授業料が25万円減額される。
大きい。
授業料が25万円も減額なんて大きい。「前回の東大受験では、親にかなりお金を使わせた」という自覚が息子にはあり減額の言葉に、心が揺れた。が、決めなかった。
何故なら、家の近くにYゼミナールが無かったから。
中学高校と通った学校は片道1時間半で、往復に3時間もかかった。その学校に通えた喜びは大きいし、息子にとっての宝物になったけれど、翌年こそ合格を掴みたい浪人生として通学時間はなるべく短い方が良かった。
そこで息子の目に入ったのが、家から30分弱で通える駿台予備校の説明会。
担当の方の説明を聞くうちに、息子の中で『参加したい』という気持ちが芽生えてきた。有名な予備校で実績も高い、でも、授業料も高い💧。
説明会の後の個別では入学を保留し(決められないよね)、家に帰ってから改めて駿台予備校を調べてみたところ、同じく大手で有名なK塾は東大文系に強く、駿台予備校は東大理系に強いことを知った。
息子の第一希望は、東大理科。
そしてもうひとつの魅力が、自習室の評判がいいという点。
これで息子の希望校になった。
問題なのは予備校の中で一番といわれる授業料の高さ。が、それも、夫からOKが出て決着した。(その時に夫から、予備校の授業がない日はアルバイトをするのだよ、という約束をさせられたけれど、コロナ騒動でバイトもうやむやになり、息子、授業の無い日は予備校の自習室に行ってます)決まるときは、とんとん拍子で決まる。
縁ってある。
偶然とか必然とか、こんな時にだってあったりするのよね。
数年前ならYゼミナールは自宅の近くで開校していたから。
それが吉と出るか凶と出るか。充実した表情で駿台予備校へ通っている息子を見ると、吉と出るとしか考えられない。相性もいいのかな、質の良いレベルの高い授業を受ける満足感が見える。
息子が駿台予備校に決めたのは、
偶然とそして、
心に引っかかるものがあったから。
心に引っかかるって、後々意味をもってくるの多くない?
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